「選択性緘黙」についてのサイトや本を読んでいくうちにつれ
たくさんの共通点がみつかり
段々「花は緘黙かもしれない…」と思うようになった。
その頃から「選択性緘黙」を前提として、夫婦で学び始めた。
市民会館ホールで緘黙の映画が上映されると聞き
子供二人を母に預けて
沢口靖子さん主演の「校庭に東風吹いて」を観に行った。
この映画を通して、選択性緘黙の実態が少し理解できたように思えた。
「放課後カルテ」日生マユさんの漫画では
8~9巻で緘黙について取り上げているという情報を知り
それも読んでみた。
「生まれつき人より不安になりやすい体質。
緘黙の期間が長引くと、高校あたりまで尾を引き
話せるようになっても、人と関わらなかったことで社会的な能力が伸ばせずに
不登校などの二次的な問題が出てくることもある」
とあった。
長引かせないようにすることが重要に思えた。
だからと言って、焦ってしまっては元も子もない。
結局のところ、本人のペースに周りが合わせて一歩一歩というのが理想かな。
緘黙当事者のブログも読んでみた。
その頃一番知りたかったのは「いつ話せるようになったのか」
ということだった。
ブログでは、高校生ぐらいで話せるようになった、という方が多い気がした。
「同じ中学から進学した人が居なかったから高校から話せるようになった」
らしい。
他には
「引っ越したことで、『喋らない自分』を知ってる人が居なかったから
新しい環境ですんなり話すことが出来た」
という方もいた。
緘黙当事者は
「家と同じように外でも話せるようになりたい」と常に願っているため
何らかのきっかけがあれば、家と同様に話せるようになるんだろうな
というのはブログなどを読んで、何となく理解できた。
そのきっかけはそれぞれだろうし
花は、どのタイミングで話せるようになるんだろう…とぼんやりと考えた。
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