脱・神経質 Part2

子供が生まれる前に「脱・神経質」を軽く誓った私。

どれだけ神経質だったのかと言うと…

一人暮らしだったこともあり

電気・ガス・水道の使い方には神経を尖らせていた。

例えば、何度も開け閉めしがちな冷蔵庫。

開閉の回数が多いと電気代がかさむので

食事の準備をするときには

「一度で必要な食材を全て取り出すこと」

に達成感を得ていた。

出し忘れてしまったものがあった時は

敗北を感じたほどだった。

それと

冷蔵庫を開けている時間が長いと

これまた電気代がかさむので

「冷蔵庫を素早く開け閉め」すること

にも気を遣っていた。

だから、冷蔵庫の中の食材や調味料は

どこに何を仕舞うか

よく考え、記憶しておくことにしていた。

そうすると、探す手間が省けるし

ひいては、ドアの開閉時間の短縮になるからだ。(キモイよ)

たまに風邪をひいたりして

母が食事を作りに来た時なんかは

冷や冷やしっぱなしだった。

なぜなら、母は無頓着だからだ。

「また開けた!一度で出してよーー!」

「卵はね、ドアをそんなに開けなくても取り出せるよ!」

と、心の中で声を大にして叫んでいた。(小心者)

まぁ、他にも神経質エピソードはあるものの

他人様に披露するのはこの辺までかな…。

ということで割愛。

そんな私が

神経質な部分を

本格的に改めるきっかけになったのは

長女の花がハイハイをしだしたぐらいだったと記憶している。

当時、ティッシュの中身を出すことに

楽しさを見出した花は

実家の居間を、床が見えないぐらいティッシュだらけにしていた。

気付いた私が

「ダメダメーーーー!勿体ないでしょ」と

ティッシュをかき集めている横で

母が

「こんな事するのはこの時期だけなんだから

やらせなさいよ。

見てごらん!いい顔してるでしょ」

と笑いながら

新しいボックスティッシュを花に差し出すのであった。

「え?でも勿体ないじゃん‼‼」

という私にレジ袋を差し出して

「これに全部入れて、あんたがここから使えばいいのよ」と母。

いくら未使用だからって、一度出したティッシュをレジ袋から使うのなんてヤダ。

ほらぁ、もう髪の毛が付いてるじゃん…

あ…

脱・神経質を目指すんだったっけ。

意外や意外

私が神経質な性格から脱するのは

全然難しいことではなかった。

それもそのはず

家族が皆

神経質とは程遠いのだし

その中で長く暮らしていたのだから

当然と言えば当然である。

じゃあ、なぜ私はこんな性格になったのか?

不思議である。

ちなみに

ボックスティッシュを出しまくる遊びは

1ヶ月するかしないかで終わりを告げた。

でもレジ袋からティッシュを使う生活は

そのあと半年は続くのであった…

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