晩婚の私。
20代の頃は「結婚しないの?」「早くした方がいいよ!」「結婚はタイミングだよ」
とうるさいぐらいに周りから言われていたっけ。
ところが‼‼
30代に突入した途端、誰もが気を遣ってくれるようになった。
「もうそんな歳?(じゃあ結婚は無理かって顔)」
「一人暮らしそんなに長いの?
そうか…(今さら他人とは暮らせないだろう…って顔)」
久々に会った親戚や友人は
私の生活をひと通り聞いた後
何も言わなくなっていった。。。♪
もう誰に会っても怖くないゾ!!
楽になったぁぁ~バンザーイ🙌
30代って最高~!!ヒュ~‼
と小躍りで喜んでいた当時の私。
そんな私が数年後に突然運命の出会いを果たし
あっ!という間に結婚することに。
母は表向き喜んでくれていたのだが
どうやら不安だったようで。。
理由は『私の神経質な性格』
事あるごとに
「結婚ってね
なんでも自分の思い通りには出来ないのよ」
「白黒で判断出来ないこともあるから
ある程度は目をつむることも
必要になってくるの」
「子供はね
仕事感覚では育てられないものなの。
子育ては非効率なことばかりよ」
「奥さんがあなたみたいに神経質だと
旦那さんに逃げられちゃうわよ~(ため息)」
要するに
「あなたみたいな人が結婚して
本当の本当に大丈夫なの?」
という気持ちだったようで。
(どれぐらい神経質なのかは、また別の機会に)
「え~?
私、フツーじゃない?
これで神経質って言うのなら
神経質じゃない人って世の中にいるの~?」
と、私。
「いるでしょ、たごちゃんが」と母。
あ………
たごちゃん…ね
たごちゃんとは
私より6歳下の妹である。
まだ年が明けたばかりのある日
「この春、成人を迎えられた皆さんに
アンケートをお願いしているのですが」
と街中で声を掛けられたたごちゃん。
当時のたごちゃんは
なんと!!14歳であった(爆)
わかる、わかる!落ち着き払ってるもんね。
隣にいる正真正銘『成人』の私でさえ
声を掛けられてないっていうのに、さすがだたごちゃん( ´∀` )ハハハ
どんな事にも動じない
何にも固執しない
そんなたごちゃん。
おそらく
成人の雰囲気を醸し出していたんだろうな。
14歳らしからぬ、肝が据わったところが。。。
。
話を戻そう。
…そうだった!
たごちゃんは恐ろしいほどに無神経、じゃなかった肝が据わってるのだ!
あれは忘れもしない。
たごちゃんの最初の子供が実家でハイハイし
あの汚い(sorry)玄関のたたきに下りて
両手でたたきを
ス~リスリ。
そして
その手を口に入れてるのを見ても
穏やかな顔で微笑んでいたっけ。
(注意しろ!)
それから。
何となく汚いから
私でさえも避けていた実家の出窓に
子供を座らせて自由に遊ばせてるんだけど
見ると子供の小さな湿った指に
フワフワした埃がくっついているー!!ギャ――――!!
なのに、なのに!
そのままアンパンマンビスケットを握らせたたごちゃん。
(食べろってか)
「まぁ、たごちゃんはちょっと別格かもしれないけど
あれぐらいの大きい心でいた方が
結婚も子育ても上手くいくのよ」と母。
え~~~!無理だよ!
子供にお菓子をあげる時は除菌ティッシュで手を拭いてあげたいし
たたきは汚いと教えたいぃぃぃ
でも待てよ。
そう言えば、私から見た神経質めの友達や職場の人に限って
お家の中はいつもギスギスしてて(本人談)
本人も会社でちょいギスギス気味(スマン)
でも、たごちゃんのようなおおらか系は
細かいことが気にならないせいか
いつもニコニコと笑っていて幸せそう…。
それにうちの実家だって。。
掃除だけじゃなく何事にもゆるゆるだし
父は酒乱なのに
いつも笑い声が絶えなくて(どんな家よ⁉)
家族仲は良かったもんね。
…急には無理だろうけど…
産まれてくる子供の為にも「脱・神経質!!」
頑張ってみるかー!
と当時の私は軽く決意するのでした。
コメント